2024年03月15日

サンゴの指輪をペンダントに・・・

ジュエリーは、この商品が今
「いくらで売ってる」のかという【市場価値】とは別に
形見や記念 など、誰にどんな理由でいただいたのか?などの
「想い出」とセットの【私情価値】が、あります。








その指輪は、亡くなったご主人さまからのプレゼントでした。



10ミリ以上で、とても美しくて真っ赤な珊瑚。
透明なルビーの情熱的な赤も素敵ですが
「血赤」と呼ばれる珊瑚の赤は、力強く幻想的な赤です。

ピンクの珊瑚が人気だった時代もありましたが
昭和の終わり頃から、いまだにこの色が一番人気です。

ただ・・・珊瑚は柔らかくデリケートなので
美しくてボリュームがあると、気軽には使いづらいです。



この指輪は・・・
珊瑚を支える台座(シャトン)は、それ程でもありませんが
真ん丸の珊瑚は、自身の高さがありますから・・・。
やはり、出番が滅多にありません。


でも、大切な人からのプレゼントなので
仕舞っておくだけよりも、出来れば身に付けたい・・・


そんなご要望に、ジュエル足立のご提案は・・・
「指輪を、そのままペンダントへリフォーム」です。



まず、リングの部分を切り取って
台座の部分を生かして、ペンダントに作り替えます。
切り取ったパーツで、ネックレスを通す金具を作り
バランスの良い場所に、付けて完成。
ネックレスを通すと、こんな感じです・・・。




基本的なリフォームは、主役の石(この場合は珊瑚)を
元のデザインから取り外して、別の枠に留めますから
元のイメージが消えてしまいがちですが
このパターンは、元のデザインが残ります。

横から見た感じ・・・



デザインを選んだ時の想い出を、そのまま残せます。


ちなみに、ここまでの加工代金が・・・¥25,000

切り落として、金具を作ったリング部分の余り・・・



が、下取り出来ますので、こちらを
¥7,000で取らさせて頂きました。
差し引き・・・¥18,000
で、出来上がりました。
(ネックレスは、お客様のモノで、代金に含まれていません)



出番の無かった、想い出の指輪を
想い出そのままに、ペンダントとして復帰する・・・
当店では、かなり人気のリフォーム例です。


そんな指輪がありましたら
是非一度、ご相談ください。



では、また。(^0^)/~~ バイバイ