トヨタのミライ

・全く同じ品質の商品が、大量に作れるモノは
　一番安いお店が強い。
・高品質で、一番良いと評価される商品が、限定された場所（店）でしか
　購入できなければ、その時点で 競争に勝っている。


昨年11月、トヨタ自動車が
世界初の燃料電池車『ミライ』を発表しました。




それまで無かった訳ではありませんが
生産ラインで販売できるレベルの車としては「世界初」なようです。

って事は、「世界初」の技術がイッパイあって
それが「トヨタにしか作れない」状況であれば１人勝ち・・・？
かと思ってたら、何と一昨日
「関連の特許約５６８０件を全て無償提供する」と発表しました。

つまり
「１人勝ちで、充分な利益が取れる」状況を手放し
「利益を削って、安くないと競争に負ける」状況を選んだのです。


とは言え、実はこの「みんなで同じレベルのモノを作りましょう」という
戦略は、ある程度の理解ができる戦略でして・・・・
我々の世代はみんな知ってる『ＶＨＳ対ベータ』の戦いなんだろうな・・・。
　多くのメーカーが作った『一般向けのＶＨＳ』が本流になる事で
　１社だけが作っていた『高品質のベータ』が、消えてしまった・・・
という事例です。

つまり、燃料電池自動車を
誰も欲しがらない『孤高の名車』ではなく
『自家用車のスタンダード』にしようとしてる･･･と理解しています。


って事は、この戦略が当たれば、ガソリン車のシェアは激減し、
電気自動車や燃料電池車が中心となるのかもしれません。


ザックリ言うと、ガソリン車は、触媒という部品で
プラチナを使っているので、驚くような量ではありませんが
数年後に、ガソリン車のシェアが半分以下になったら・・・

プラチナの価格が、大きく暴落 するかもしれません。


おぉ！　w(ﾟoﾟ)w ｵｵｰ!
何か、宝石屋のブログみたい！

では、また。(^０^)/~~ バイバイ