オレは今、モーレツに感動している！（後編）

前の記事で･･･
カープの“堂林 翔太”選手のキャラは、４０年前のマンガ
『巨人の星』の“花形 満”と、かぶる！

と、発言しましたが、全く話題にもならず波紋も広がらず
誰からも賛同を得られませんでしたが･･･

今日は、“星 飛雄馬”


への「こじつけ話」です。

その少年は、あまり目立たない子でした。

少年野球チームでも、注目されてた子が数人いましたが
その少年は、注目される選手ではなかったそうです。

それでも「野球が大好き」だった少年は
甲子園に何度も出場経験のある、俗に言う『私学４強』と言われる高校

･･･ではありませんが、練習量は負けない高校の野球部へ入りました。

高校の名前は『中部大学第一高校』ポジションはキャッチャーでした。

ところが彼は、２年生秋の新チームではピッチャーに転向し
３年の夏、愛知県大会ベスト４まで上り詰め、『中京大中京』に敗れました。



相手の投手は、エースの“井藤”くんではなく１年生の“堂林”くん。
半年前まで『豊田・崇化館中学』の生徒だった子でした。

決して「なめられた」のではなく、この時点で“大藤”監督は
「“堂林”は２年後『エースで４番』になってもらわなきゃ困る」
と、ＴＶで公言してるほどの逸材で、事実２年後『エース兼４番打者』
となるだけに止まらず、夏の甲子園で日本一になっています。


そして、その「野球が大好きで、派手には目立たなかった」青年は
４年間大学野球で投手として努力を重ね
地元『中日ドラゴンズ』から、３位で指名を受けました。

プロ野球選手“田島 慎二”の誕生でした。



必死でこらえたのですが、すぐに涙で顔がグシャグシャになり
その涙は、指名記者会見まで続きました。
その涙は、弱い男のそれではなく、男らしい強さを感じるモノでした。

そのとき私は「この選手･･･って“星 飛雄馬”みたいな泣き方するなぁ･･･」
って、思いました。

アマチュア野球の世界では、常に光輝く道を歩んだ“堂林 翔太”と
派手さは無く、目立つこともなかった“田島 慎二”はプロ野球で再会します。

私はドラゴンズファンであり、この経緯も知っていたので
初対決で、“田島”投手が“堂林”選手のバットをへし折ったのを見て
鳥肌が立ちました。

そして昨日。
欠員選手の補充で、オールスターに選ばれた“田島”投手は
緊張の中全球ストレートで、並み居る強打者を３者凡退に抑えました。

この投手の事を見聞きする度に、思っていましたが
昨日の圧巻のピッチングを見て、心の中で叫びました。

オレは今、モーレツに感動している！