婚カツ!外伝 その弐 -中編-

ジュエル

2009年11月25日 07:44

1987年の夏。電力不足対策(経費の節減?)か何かの関係で
2ヶ月ほど、トヨタ関連の企業が平日休みになっていました。
豊田市内の信号機が土・日に平日モードになったり
草野球に人が集まらなくなったり・・・大変な影響がありました。

トヨタ関連企業に勤めていたカミさんも、8月中は平日休みだったので
8月最後のお休みの日に、私の親戚の家で会う事になりました。

私はその日仕事で、約束の時間も2時でしたから
2~3時間ドライブでもして、家まで送り届ける計画でした。
(正直、「晩飯まで食わさんでもイイか?」って思ってました)

挨拶を済ませて車でお出かけします・・・
助手席に座った彼女が開口1番「B型でしたっけ?」

どうやら、世間一般では通用しない 散らかり様 だったようで
そんな質問が出たみたいです。(過去のパターンでは、この時点でアウトです)

(履歴書に、血液型はモチロン生年月日や学歴まで書いてあったけど?)
とか思いながら満面の笑みで「そうですよ」と答えました。
次の質問は
「趣味にスポーツがたくさん書いてあったんですけど・・・」
先週の『婚カツ!記事』で書いたとおり、彼女の元に集まったお見合い話は
趣味欄に、みんな真面目に「映画観賞・読書」と書いていたのに対し
私だけが、スポーツのオンパレードだったのが決め手でした。

ただ写真を見た時に思った違和感(ウソっぽさ?)が、実物を目の前にして
全く払拭できないので、思い切って聞いたそうです。

私は「ウソをつく気は全く無い」立場でしたから正直に書きましたよ。
野球・テニス・ゴルフ・スキー・スキューバ:ダイビング(A級ライセンス取得)
ただしチョット残念だったのは、野球(モチロン草野球ですよ)以外は
現役では無かったことです。
でも彼女に誘われたら、書いてあるスポーツは経験ありますから出来ます。
上手い下手は関係ありませんから・・・。
出来るんだから ウソは言ってない ですよね。
(ただし世間一般的に、軽い詐欺と呼ばれても仕方ないのですが・・・)


実は、その時点で私の予定は180度変っていました。
『義理のお見合いF(ファイナル)!』 って大前提がありましたから
適当に時間を潰して、晩ご飯の前に家に帰す・・・予定でしたが
ベストを尽くして、出来るだけ引っ張る・・・に変更されてました。

ただ1つ変わりなかったのは、これが最後だ・・・という考えでした。
まぁ「断られる」ことは慣れています。
そんなの分かってて会ってますから・・・。
ましてや彼女はチャーミングでしたから
きっとこのお見合いも断りきれなかっただけなんだ・・・。

ってなことを考えながら、こんな事を口走りました。
「遊園地とかって、好きですか?」

「好きですよ」と答えた彼女と遊園地に行くことにしました。
とは言えもう3時近いし、お見合いですから食事をしたとしても
7時か8時には送り届けないとイケマセン。
(彼女に「夕飯は家に帰ってしますから・・・」って言われれば、もっと早まるし・・・)

近場の軽い遊園地で・・・と言う訳で、私が選択した遊園地は

   岡崎市 南公園 の 遊園地 でした。
(知ってる人はこの時点で引いてると思いますが、知らない人は上の文字をクリックして下さい)

遊園地に着くと、そこには遠足か何かで来てた『幼稚(保育)園児の集団』
に占拠されていました・・・・・。  そんなレベルの遊園地です。
当時、乗り物1回¥20。¥200で11枚つづりの回数券が買えます。
私は当然のように、その回数券を購入しました。
(一般的には、この時点で完全にアウトです)

2~3の遊具に乗った後、観覧車に乗りました。
今でこそ大きい4人乗りに作り変えられましたが、当時はすごく小さく
2人乗り・・・しかも『お母さんと園児』が向かい合わせに乗るサイズです。

おまけに8月末の暑さなのに、狭いだけじゃなく風通しも悪い。
そんなカゴに、イイ年の大人のアベック(死語?)が
ひざを突き合わせて乗り込み、一回りしました。


ひ・・・ヒド過ぎます。
普通、ここまでされたら怒って帰ります よね。
こうして書いてみて、改めてそう思いました。

続きは、また来週の水曜日に・・・。
では、また。(^0^)/~~ バイバイ
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