大学進学の秘密
私の婚カツ!は、実質17歳から始まっていました。
高校生活も半ばを過ぎた辺り、足立家では私の進路が話題になっていました。
ジュエル足立の創設者である父は
「男は学歴なんて不要。その仕事にどれだけ頑張れるかが重要。
高校を卒業したら、同業他店に修行に出るべき」 と考えていました。
これは全くの正論で、私個人の能力の事だけを考えれば
いまだにそうすべきだったと思わないでもありません。
対して母は、私に大学へ行くべきだと言い続けました。
最終的に『志の低い私』は、4年間遊んで暮らせる方を選びましたが
母が大学進学にこだわったのは理由がありました・・・。
母の言い分は以下の通りです。
ウチの商売を考えると独身男(私)と従業員さんでやって行くのは難しい。
いずれ結婚退社してしまう従業員さんでは、やる気に限界がある。
宝石店は、その店の奥さんが中心にならないと・・・。
という訳で、2代目の最低条件は
お嫁さんがいる こと。
しかし息子(私)は、
驚くほどモテない =
自分で相手を見つけられない
つまり、
お見合いのようなシステムに乗っからないとダメ・・・って結論です。
ところが現実は、いなかの商売屋に
嫁ぐデメリットが大き過ぎる んです。
多くの独身女性の人気ナンバー1の結婚パターンは
『専業主婦』 旦那様の職業は
『サラリーマン』 親との同居はNG。
最低
週休2日で、GWやお盆お正月休みは
『家族で旅行』
まぁ、こんな感じですがウチはと言うと・・・。
結婚と同時に
『お店に就職』 旦那だけじゃなく
両親と一緒の職場。
休みは最高で
週1日、定休日が祝祭日と重なると
営業(代休ナシ)
GWやお盆お正月で、一般の人が休みの時は『稼ぎ時』で
営業(代休ナシ)
おまけに扱ってる商品が高額なので、泊まりで出かけられません。
この悪条件でお嫁に来て貰うには・・・
男性の魅力で何とかしなければイケナイんですが・・・。
息子(私)は、
驚くほどモテない =
自分で相手を見つけられない
つまり、
お見合いのようなシステムに乗っからないとダメ・・・って結論です。
(重複)
そこで問題になるのが
「今どきのお嬢さんは、短大くらい出てる」って現実で
お見合いの話をお願いする時
「あ~・・・男の方が高卒だと、先方様(女子)の方が(格で)勝っちゃうんで
話を持ってき辛いのよ・・・」 ってことになっちゃうそうです。
つまり私は「今どき大学くらい出てないと・・・」って理由で
お見合いのステージにすら、上がれない存在だ・・・
って事で、大学に行くべきだ・・・と言うのが、母の主張でした。
私に関しては、父の正論よりもコッチの主張の勝ちだったようです。
では、また。(^0^)/~~ バイバイ
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