2013年秋の“井端”選手の移籍の【真実】を妄想してみた。

ジュエル

2019年10月15日 09:30

2013年の秋、我らが『中日ドラゴンズ』は、大変革をしていました。

2年間の『髙木体制』に替わって、“谷繁”兼任監督が誕生。
そのサポートという形で、“落合”GM・“森”ヘッドコーチが誕生しました。
いわゆる「トロイカ体制でチーム作りをする」方針です。

ただ、監督の仕事は「チームを強くすること」ですが
GMの仕事は「片脚は経営者側」という立ち位置の為
球団からの「経費削減」のリクエストにも、応えなければなりません。


その、象徴的事件が・・・“井端”選手の給料大幅ダウン提示です。



“井端”選手といえば、【ドラゴンズ黄金期の象徴】とはいえ
2010年の「目の不調から出場試合数が半減」してしまったのをきっかけに
“髙木”監督時代の2年間は、レギュラーとしてチームを引っ張りましたが
38歳となった2年目の2013年は、輝いていた…とは言えませんでした。

反面、この年の頭にあった『第3回WBC』での大活躍がありましたから
「サードにコンバートすれば、“井端”は、まだまだ輝く!」
ファンは“井端”選手の完全復活を期待していましたが・・・

球団より、“井端”選手の給料大幅ダウン提示の発表がありました。


雇う側の球団と雇われる側の選手との間には
『年俸減額限度額』というルールが決められています。
基本的には25%。年俸が1億円を超えてると40%。
選手が納得すればOKですが、これを超えた金額を下げてはいけません。

この年“井端”選手は、年俸:1億9千万円(推定)で契約していますので
ドラゴンズが“井端”選手と契約したければ、40%オフの1億1千4百万円が
最低ラインになり、それ以下の提示で選手との交渉が決裂すれば
選手は自由契約となり、他球団との交渉する権利を得ることになります。

この時のドラゴンズの提示額が「3000万円」でしたので
世間では「実質的には、クビ宣言」「功労者に対して、ひど過ぎる仕打ち」
と言われ、“井端”選手は、当然ながら「交渉決裂」
その後、ジャイアンツと契約しました。



思い出して頂けましたか?
これが【大前提】です。
この事件?が起こった頃
「ホントはこんな事だったんじゃないの?」「こうであって欲しい・・・」
と願って、【妄想話】を書いてましが・・・

PCから見つかったんで、UPしますね。(ゝω・) テヘペロ









“井端 弘和”はGM室の前で大きく深呼吸をした。
“落合”GMが、世間の評判よりもフランクなのは知っているが
このタイミングで呼び出されて、1対1で会うのは緊張する。

“落合”監督から“落合”GMとなってから、初めての対面。
おそらく「来季の年俸」の下交渉だろう・・・
平静を装いながらドアを開けると、“落合”GMが1人で出迎えた。







          「失礼します」







「忙しいとこ、悪いな。

 ところでお前、来年『巨人』へ行くの、どうだ?」






何なんだ、イキナリそんな切り口か?



        「え?どういう事ですか?」







「お前、かあちゃん(奥様)と東京で暮らしたいだろ?
 元々『神奈川』だし・・・
 かあちゃんも『テレ朝』に戻りたいんだろ?」






「いや・・・、そんな事、誰が言ってんすか?(苦笑 」








「“原”が…“小笠原”の処遇に困ってるみたいなんだ。」











   「え?・・・。ト、トレードって事ですか?」







「正直、ヤツもお前も『給料の問題』があるから
 出すのも残すのも、やっかいなのは分かってるだろ。
 そもそもお前、来年いくら欲しいんだ?」






   「いや、自分から言える成績じゃないんで・・・。
    半分近く(40%)下げられるのかな?・・・
    って思ってるんですが・・・。」







「ばぁか。
 どこに今のお前に1億くれる球団があるんだ?
 ウチ(ドラゴンズ)だってそんなに出せないぞ。」






「ケガが治れば、誰にも負けない自信はありますよ。」







「仮に、治ったとしても
“周平”たちと競争でポジションを獲ることになる。
 調子が悪くても出られた頃とは違ってるのは
 分かってるだろ。」






   「球団は、そう評価してる・・・って事ですか?」








「お前がドラゴンズに骨を埋めるつもりならイイが
 関東のチームに行くなら
【売り時】を考えた方がイイだろ。
 手術の事は仕方ないが、来年お前の評価は下がるぞ。
 万が一ケガが完治しなかったり
 “周平”にポジションを獲られるような事になったら
 誰も手を挙げてくれなくなる・・・。そうなりゃ、引退だ。
 今なら、【ケガが治る可能性がある、WBCのMVP選手】だ。」





「ボクは、今が【売り時】ってことですか?」







「“原”がお前を欲しがってる。
 “坂本”に1年間ショートは任せられないそうだ。
 ウチはこれまでの功績とコーチ兼任と併せても
 ¥8000万までしか出せない。
 “原”は1億までは何とかなるけど、リスクを考えると
 最初の契約は(年俸を)低く抑えないと、OB連中を
 説得できないそうだ。
区切り(2000安打まで後193本)までは、2年はかかる。
お前が東京に家を建てた・・・って噂が、ホントかどうか興味は無いが
お前のまわりは、それを望んでることは間違いないだろ。
(『巨人』へ)行くんなら、今だろ。」




   「ボクは、どうしたらイイんすか?」








「オレが、『来季の年俸¥3000万』・・・って
 発表しとくから。お前はそれを蹴ればイイ。
 協約違反だから、お前はそれで自由だ。
 ¥5000万以上だと、“原”が手を挙げられなく
 なっちゃうから、¥3000万が妥当だろ。」





「そんな事したら、監督(本当は”落合”GM)が
 叩かれますよ。」







「オレが、そう言われても平気なのは知ってるだろ。

 それより約束してくれればイイ。
 他球団から話(オファー)があっても
 “原”を最優先で考えてやってくれ。

それとウチは、今年働かなかった連中は、ルール内の限度まで下げる。
その時『“井端”が¥3000万』ってのが効くから
コッチの更改が終わるまで、どことも契約しないでくれ。」




     「ボクだけじゃなく、選手全員ですか?」








「働いたヤツは上げるよ。それでも7億は浮く。
『この7億を、来シーズン全員で取り合え!』
 って言えば、あいつら目つきが変わるだろ。
 ウチはそういう方針だ。

 言いたいヤツには言わせとけばイイ。
お前が『巨人』へ行ったら、ウチで “小笠原”の面倒を見てやるつもりだ。
お互い(ドラゴンズとジャイアンツも)にメリットがあるトレードだ。
お互い(“井端”と“小笠原”)の給料が下がるだけだ。」




        「お任せします。」




















って感じなやり取りを妄想してみましたが・・・いかがでしょうか?
これなら、“イバ”ちんが、ドラゴンズに帰って来るかもしれませんよ。



では、また。(^0^)/~~ バイバイ





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