ダメ出しする店員さん
昨年末に、カミさんとジーパンを買いに行きました。
イオンなどでチェーン展開してる有名店ですが
庶民的な価格で、息子の私服もこのお店でよく買っていますし
その日、私が穿いてったジーパンも、ここのお店のモノでした。
あらかじめ、説明がいるのですが
私は、ファッションに携わる職種の割には、自分のそれには無頓着で
その日、穿いてたジーパンも、選択基準は
【楽】【ゆるい】をテーマに、店員さんに選んで頂いたモノでした。
後で聞いたらカミさんも、ここら辺りも引っかかっていたらしいのですが
その日のテーマは、「洗い換えの1本」でした。
つまり今、穿いてるモノは、まだまだ穿くけど、予備に・・・って事です。
私達は、お店に入ってたまたま1人で近くにいた店員さんに声をかけました。
カミさんは、その店員さん(若い女性)に、今日のテーマを説明した後
補足的に
「もう少し、ちゃんとした(ダサくない)感じが・・・」
と、付け足しました。
すると、その店員さん・・・顔をシカメて残念そうに
「そ~ですよねぇ。これはチョットねぇ・・・」
と、その日に穿いてったジーパンに早速ダメ出し。
その上、持って来るジーパンが全て「ピチピチ」なので、私は
「今、穿いてるのは【楽】【ゆるい】をテーマに選んでもらったモノで
ピッタリしたのは(好みとして)ダメなんですよ~」
と、言ったのですが【ゆるい】方から攻めずに
チョットだけ大きいのを出してきて、ガマンできるキツさを探し出しました。
しかも、前がファスナーではなく、ボタン4つで留めるタイプ・・・
「別に、カッコイイ必要はなく、【楽】なのがイイ」
と言う私に、カミさんが
「これ(新しい方)は洗い換えで、普段は今までの穿けばイイじゃん」
と、「徐々に慣れて行けば?」作戦で、攻略にかかろうとしたところ
その店員さんが・・・
「いやぁ、コレ(古い方)もう、穿かない方がイイですよ・・・」
と、又もや「ニガ虫を噛み潰したような顔」で言い放ちました。
「え?でもコレ(古い方)ここ(のお店)で買ったモノですよ」
と、切り替えしましたが
「でも、このお尻のラインはダメでしょう。オムツ穿いてるみたいで・・・」
旗色の悪くなった私は、別の切り口で
「ボタンは面倒臭いので、ファスナーでないと・・・」
と、反撃に出たのですが
「あ、大丈夫ですよ。留める時は大変ですけど
バァ~っとイッキに外せますから」
と、全然「解決」にならない回答を頂き・・・
ファッションセンスの無い私は、彼女とカミさんのタッグに撃沈し・・・
現在、そのジーパンばっか穿いています。
慣れてしまえば、ボタンもキツさも【苦】ではなくなり
非常にキレイになったシルエットは、確かに「イイ感じ」です。
私は、接客業を営む中で【お客さまへダメ出し】は、したこともされたことも無かったので、「驚き」とともに、どうも「納得できなかった」のですが
食わず嫌いだったモノが気に入ってしまうと
『店員さんではなく、スタイリストに選んでもらったような気分』
になってしまい、これまで受けてた
『何を着ても「似合う!」と言う接客』や
『似合ってないのに「お客が好きだと言うモノ」を勧めるだけの接客』
が、
非常に薄っぺらいモノに思えてきて
その店員さんに、全幅の信頼を持つようになってしまい
「勉強して、自信があれば、強気で攻める接客もアリ」かな?
と思うようになりました。
それ以来、その店の前を通る度に、その店員さんを探してしまいます。
だって
いつ
『お客さんとトラブってクビになるか?』分からないじゃないですか?
P.S. ちなみに、彼女が言ってた
「あ、大丈夫ですよ。留める時は大変ですけど
バァ~っとイッキに外せますから」
は、ウソ?でした。外す時は1つ1つ外さないと外れませんし
留めるのは、大変ではありませんでした。
では、また。(^0^)/~~ バイバイ
関連記事