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2005年06月07日

パールの謎に迫ってみます。その4

毎週火曜日に連載してます「パールの謎に迫ってみます」シリーズ。
先々週の記事内で
「細かな区別は来週書かせていただきますが・・・」
「来週、その辺りのお話をさせていただこうかな・・・」
とか書いたくせに
『【ソナーレ】 特別お値引きフェアのお知らせ 』
を差し込んでしまったので、またもや1週遅れました。
申し訳ありません。m(_ _)m ヒラニーヒラニー 本日より再開します。


先々週のブログ記事で書いたのが『グレーのパール』です。

パールの謎に迫ってみます。その4



ざっくり言うと、パールは2種類に分けられます。
『日本で採れる真珠』と『オーストラリア等、南洋で採れる真珠』
前者は“アコヤ貝”で、後者は“白蝶貝”や“黒蝶貝”で養殖されています。

何となく「字面」でバレてしまうのですが
『南洋パール』に関しては、白は“白蝶貝”、黒は“黒蝶貝”より生まれます。
逆に、『和珠』と呼ばれる『日本で採れる真珠』は“アコヤ貝”だけなので
白いパールを目指して、養殖しています。

つまり、『南洋パール』は、天然で「白・黒」の2種類の色がありますが
『和珠』には「狙って作った『黒真珠』が、存在しない」のです。

じゃあ・・・『和珠の黒真珠』・・・って何?
って疑問につながりますので
今日は、そこら辺りのメカニズムを、書いちゃいますね。





養殖とは言え、海の中でひとつの貝が一粒の真珠を育て上げるので
全ての貝が、パーフェクトに真珠を作り上げるわけではありません。
貝の中に入り込んだ異物を含んだ真珠が出来上がる事もあります。

それが、枯れ葉や海藻のような「黒っぽい色」だったりすると
その色が表面まで出てしまい、黒やグレーの真珠になっちゃいます。

「なっちゃいます」というネガティブな表現をしたのは
狙って無く、偶然できたモノ」で「色の濃さに幅がある」ので
ネックレスにするには、「色の濃さ」だけでは無く
「大きさ」や「美しさ」もバラバラになってしまい
一般的な揃ったネックレスを作るのは、大変でしたので
【出来損ない】扱いとして、廃棄されていました。


それが、ある方法が発見されて、調色が簡単に出来るようになりました。
Ⅹ線撮影(レントゲン)です。
Ⅹ線を照射すると、真珠層の部分には全く影響はありませんが
中の核(主に真珠の一部)が焼けて、黒くなってしまいます。

俗に【核焼き】と言われ、長く当てれば濃い黒になりますし
短いとグレーになり、調色が出来るようになりました。

そのおかげで、「安くキレイな黒系パール」が届くようになりました。


とりあえず、来週で「パールの謎に迫ってみます」シリーズは最終回です。


では、また。(^0^)/~~ バイバイ







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では、また。(^0^)/~~ バイバイ
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