ブーログ › 岡崎・康生 「ジュエル足立」 › 軟らかい話もします › 野球ネタ › フィクション小噺 『高野連分裂』 (後編)
2020年05月11日

フィクション小噺 『高野連分裂』 (後編)

今日のブログネタは「昨日の ウソ話 の続き」です。

小学生レベルの『駄文』なので
【正論】でのお叱りはご遠慮ください・・・。(^人^) オナシャス。











2020年に流行した【新型コロナウィルス感染症対策】に端を発した
新年度の「9月始まり」により、『高野連の分裂』が現実のモノとなった。
この事で『甲子園を目指す野球部』と『そうでも無い学校』が
別々の『高校野球連盟』に所属し、別々の大会に出場する形になり
ザックリと、7割の高校野球部が『普通の部活』に戻った。

新年度が始まってすぐの10月に「地区予選」を行い
毎年11月に行われる『明治神宮大会』を全国大会とする・・・
というスケジュールになったことで、多くの生徒が
3年生になって1ヶ月で部活を引退となるのは、不満が出るのでは?
と心配されたが、春からの7ヶ月間をみっちり練習に充てられるので
(新人戦はGWに開催)意外と大きな不満は出なかった。


一方、甲子園を目指す方の『高校野球連盟(新・高野連)』は、
地区予選は同じ10月に行うが、全国大会は春休みの『甲子園大会』で
一般校や他の部活の同級生は、ここから受験モードに入っていくのだが
野球部は、7月から始まる『夏の甲子園大会』の予選・本戦が本番であり
進学や就職は、基本的に「野球推薦」で決まっていくことで収まり
「プロ志望届」を出す選手は、「指名された場合は、退学(職)する」旨を
了承してもらった上での「推薦枠」となっていたので、不都合は小さかった。

『新・高野連』の大会はオープンで、連盟に所属している高校だけではなく
一般校もエントリー料を払えば、基本的に自由参加ができたので
分裂後、最初の大会には『新・高野連』に所属した3割程度の学校と
オープン参加の高校と併せて、4割以上の高校が参加したが
最終的には、25校前後のエントリーに落ち着いた。

『甲子園』出場の為に勝たねばならない試合数は、2試合程度しか減らないが
日程にはかなりの余裕が出来たので、“ダイヤの原石”を潰したくないと望む
プロ野球側など上の組織や、選手の親などにも大歓迎された。


逆に普通の部活に戻った『旧・高野連』は、『新・高野連』を基本的に排除。
加盟条件としては
※『新・高野連』に加盟していない。
※ 特出した予算を計上していない。
※ 校舎が他県に隣接する「地域特殊認定校」を除き
  他県に自宅がある生徒を部員としていない。
※ 何よりも【学業優先】である事。

大きいところはこれくらいであるが、この時点で『選手寮』がある・・・
修学旅行や文化祭などの『学校行事』より、部活が優先という学校は
必然的に『新・高野連』に加盟することになった。

『野球部を広告塔』と考える学校にとって
野球部に掛ける費用は《広告宣伝費》である。
『甲子園』に出られる可能性のある学校は『新・高野連』に加盟し
さらに大きな予算を立てるようになった。

監督・コーチ陣の大半は、“プロ野球経験者”で占められ、
プロ並のトレーニングに着いて来られた者だけがレギュラーとなり
『甲子園』を目指す資格を有する。
当然スカウト合戦も激化し巨額の現金が飛び交い、その金は監督・コーチ陣を通じ、選手獲得に太いパイプを持ったプロ球団が続出した。

最初の数年は、一般の高校野球ファンにもいつもと同じ様に『甲子園』の
予選~全国大会が行われるので違和感無く受け入れられたが、
この体制が10年も続かない事を誰も予想し得なかった。
いや、あえて見えないふりをしていたのかもしれない。




我々“庶民”が“高校球児”に求めていたモノとは全く別の世界が
『甲子園』を占拠してしまった。
【プロ野球の3軍の試合と化した甲子園大会】には見向きもしない。
徐々に、スポーツニュースですら多くの時間を割かなくなった。


それでも『普通の部活』に戻った“高校球児”による
『明治神宮大会』や『国体』が、かつての『甲子園』の様に
脚光をあびる事にはならなかった。





・・・・・・・・・って小噺を妄想してみました。(ゝω・) テヘペロ


では、また。(^0^)/~~ バイバイ









「新しいお友だちの皆さまへ・・・」

『宝石屋』のブログとは思えない、ふざけたブログにもかかわらず
 ご来店?いただきまして、ありがとうございます。m(_ _)m ペ コ リ
 素人のオヤジギャグ レベルとは言え、多少でも『面白さ』を求めたブログなのですが
 ネタは「いくらでもある」訳ありません。(;_;)ウルウル 
 面白い(と思える)ネタからご披露していきましたから
 昔UPしたネタの方が、笑えるかもしれないので
 試しに【お店ブログ・個人ブログ】の両方から
 自分なりの「お気に入りネタ」をピックアップしました。
 下のバナーをクリックして頂ければ、目次ページが開きます。
 興味があれば、おヒマつぶしに、ご覧になって下さい。




P.S.  いや・・・笑える保証がある訳では、ありませんからね。(*^。^*) テヘペロッ 

では、また。(^0^)/~~ バイバイ
同じカテゴリー(軟らかい話もします)の記事
御教訓カレンダー2024
御教訓カレンダー2024(2024-01-05 09:30)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
フィクション小噺 『高野連分裂』 (後編)
    コメント(0)