Pt １００　って･･･

先週の記事『泣いてまうやろぉ･･･』で紹介した、サンクス･デイズ･プラチナ
記事中にも書きましたが
「この企画は、ダイヤを中心としたモノではなく
　“プラチナ”の企業がお薦めしてるモノです。」

で、今回は“プラチナ”のチョット突っ込んだ話です。


私がこの業界に入りたての頃
「プラチナ製品は８５％（Pt850）以上の純度がないと
　“プラチナ”って名前を使っちゃダメ」って習いました。

実際、ウチの業界には『大蔵省検定マーク』というお墨付きが存在してまして
（大蔵省？　あれ？今何て言うんだろ？）
それがあると信頼度がＵＰします。

どうやら「純度８５％を下回るモノにはそれが付かない」って程度らしいのですが、Pt1000以外はメーカー保証という事で検定マークまでは入れなくなっちゃった現状では、金製品と同じ様に「純度８５％を下回るモノでも“プラチナ製品”って呼んでもＯＫ」って現状なのかも知れません。

だからと言って、ジュエル足立では扱いませんが
先日『Pt１００』の製品を広告で見つけました。

　　　これはアカンやろ・・・。

※ここからは私個人の考え方で
　それにそぐわない製品等を否定するものではありません。


“金”でも“プラチナ”でも、硬くする為に他の金属を混ぜ合わしています。
混ぜ物が多ければ多いほど、メインの貴金属の純度割合が下がり、価値も低くなります。

私の個人的判断基準ですが、基本は、世界中で一番メインになってる
“金”はＫ１８（７５％）“プラチナ”はPt900（９０％）～Pt850（８５％）
が、オススメの純度となります。
ただし、色々な理由で純度を変える事もありますから、その純度はどこまでがセーフか？というと・・・。

やっぱ５０％以上を占めていないと、その貴金属の名前を使うべきではない。
と個人的に考えています。
（“金”ならＫ１２以上。“プラチナ”ならPt５００以上が、ギリギリ？）
それ以下の中でも、キングオブ納得できない　のが
【Pt１００】の純度の商品です。

この純度表示には
「これは１０％の純度の“プラチナ”です」という意味以外に
「１００％って勘違いしてくれないかな？」って
悪意が見えるような気がしてしまう からです。

よくネットで「ダイヤモンドcz」とか書いて“キュービックジルコニア”を売ってるお店を見かけますが、私たちの仲間内で“キュービックジルコニア”を“ダイヤモンドcz”って表示する人はいません。

Pt１００も、それと一緒に見えちゃうのは私がヘンなのでしょうか・・・。


では、また。(^0^)/~~　バイバイ