ブーログ › 岡崎・康生 「ジュエル足立」 › 宝石屋だけに堅い話 › パールの謎に迫ってみます。その2
2019年11月12日

パールの謎に迫ってみます。その2

パールの謎に迫ってみます。その2

  “ミキモト”氏が成功した
  養殖真珠のお陰で

  良く言えば、パールは
 「庶民の手の届く宝石」となりましたが
  逆の立場で言うと
  天然パールの価格は大暴落し

 『天然パール』vs『養殖パール』の
  論争に突入していきます。








まぁ、当然と言えば当然なのです。
昨日まで「1500万円」で売れてたパール製品と
基本的な部分で同じモノが「30万円」で売られる訳ですから・・・
『天然パール』= ホンモノ。『養殖パール』= ニセモノ。と、くくって
従来のパール業者は、『天然パール』を推し進めましたが・・・


ことの【善悪】はともかくとして、今ある状態が結論でして・・・
『養殖パール』は、天然と同じグループに入れられて
「多くの人たちに選ばれた」「世界的なパールの基準になった」
という事で、それを判断するのは、宝石業界ではなく
お客様・・・が決めた・・・ってことです。





今や、『100均』でも、「イミテーションパール」は売っています。
プラスチックのボールに、パール光沢の塗料を塗ってあるレベルなので
3回も使ったら、塗装がはげて使えなくなっちゃう・・・
のではないか?と推測しています。

では、「ホンモノとニセモノ」の境い目は、どこか? と申しますと・・・
農作物に近いか?工業製品なのか?

陸地にある工場で作られるモノは、工場を100倍に増やせば
製品も100倍の数を作る事ができますが
農作物や養殖のモノは、生き物が相手なので限界があります。

単純に言えば、同じ『コシヒカリ』でも、地域が変われば
「味」が変わりますから、地域的な限界はあります。
同じ様に、伊勢のパールと九州・四国のパールは、微妙に違いますし
そもそも「パールを育てられる海」は、限られています。

モチロン、偶然でしか存在しない『天然パール』に比べれば
『養殖パール』は、けた違いな大量生産が可能なのですが
作れる量には限界がある「農作物の仲間」だと思っています。

そこで、パールにおける「ホンモノとニセモノ」の境い目ですが
『淡水パール』というモノがあり、これが境い目だと思っています。
これは、「海水」ではなく「真水」で『養殖』出来るものなので
極端に言えば「プールで作る事ができる」ので
『天然の養殖パール』の仲間にして、工業製品に近いのです。


そんな訳で、【和珠(わだま)】と呼ばれる、日本の海で『養殖』されてる
アコヤパールは、『天然パール』という称号を与えられ
世界中の「パール製品」の中心的な存在になりました。


まぁ、早い話が・・・
我々“一般庶民”が、この10年に出た【冠婚葬祭】の席で目にした
『和珠のパール製品』は、ほぼ100%が『養殖パール』なのです。

今や『養殖パール』が、世界の中心・・・だと思っていますし
そう思って、身に着けて頂けると、ウレシイなぁ・・・。


では、また。(^0^)/~~ バイバイ









「新しいお友だちの皆さまへ・・・」

『宝石屋』のブログとは思えない、ふざけたブログにもかかわらず
 ご来店?いただきまして、ありがとうございます。m(_ _)m ペ コ リ
 素人のオヤジギャグ レベルとは言え、多少でも『面白さ』を求めたブログなのですが
 ネタは「いくらでもある」訳ありません。(;_;)ウルウル 
 面白い(と思える)ネタからご披露していきましたから
 昔UPしたネタの方が、笑えるかもしれないので
 試しに【お店ブログ・個人ブログ】の両方から
 自分なりの「お気に入りネタ」をピックアップしました。
 下のバナーをクリックして頂ければ、目次ページが開きます。
 興味があれば、おヒマつぶしに、ご覧になって下さい。




P.S.  いや・・・笑える保証がある訳では、ありませんからね。(*^。^*) テヘペロッ 

では、また。(^0^)/~~ バイバイ
同じカテゴリー(宝石屋だけに堅い話)の記事

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
パールの謎に迫ってみます。その2
    コメント(0)