2010年03月26日

三河嫁取り物語

20年ほど前『名古屋嫁入り物語』というドラマがありました。

娘が連れて来た結婚相手に父親が反対するが、最後には結婚を許し
 名古屋流の結婚式 を行う
と言う話です。(参考文献:Wikipedia)

それを見た名古屋の方が
「ありゃあテレビだで、大げさにやっとるだけだわ
 今どき、あんな大げさな結納なんか、だ~れもやっとりゃせんわぁ」

っておっしゃってたそうですが、上郷町に住んでたウチの親戚の伯父さんは
「うん。だいたいあんなモンだら」 って
普通に言ってたそうです。

結婚は「当人同士の合意があれば成立する」ものなのですが
「未熟な若い2人が、家庭を構え
 子育てをして行くのは大変なこと
 両方の親同士で、出来るだけのサポートを
 していきましょう」

という考え方が、昔からありまして・・・。

で、当人同士とは別に とで結び付くという考えに至る訳ですね。

まあ、ご挨拶というのもありますが、正式なところで言いますと
結納という儀式がスタートになりましょうか・・・。

三河嫁取り物語

日本人特有の『奥ゆかしさ』でしょうか・・・。
昔は“お仲人”さんがお一人でお嫁さんの家へ伺ったそうです。
だから『結納飾り』も、そんなに大きく(大げさで)なかったようです。

それが、昭和の終わりごろまでにケッコウ派手になりましたが
その理由が、中部圏などによくある『お披露目文化』だそうです。

婚約=結納=めでたい。
おめでたい事ですから、隠しておく事ではありません・・・
むしろ大勢の人たちに祝ってもらいたい・・・。

その中でも特に
「この辺りは『足立村』って言われるくらい“足立”ばっかりだわ
 半分くらいは普通に親戚だし、きっと元を手繰ればみんな親戚だわな」

っていうような地域だと、えらい人数がお祝いにかけつけて・・・。

「〇丁目の姉さんのトコの飾りは、もっと凄かったねぇ・・・」
「ほやぁ、あそこんトコは『大家さん』トコに嫁に行ったでねぇ・・・」

なんて比較が出ちゃうと・・・正直、みんなが見に来る地域には
チョット『見た目の豪華な結納品』 の方が喜ばれます・・・。

じゃあ・・・。ってことで豪華・派手な方向に行っちゃう訳です。
この辺りじゃあ、婚礼の荷物が入るときに
『タンスの引き出しを開けて』ご近所さまにお披露目しますからね・・・。
必然的に、見栄えの良い着物が入ってないと・・・イカンわねぇ。

逆に、関東・・・っていうか都会の方だと、近所の親戚も少なくて
ご近所付き合いも『家族同然』ってほどではありませんから
飾りはコンパクトな方が喜ばれたりします・・・が、

結納金を比べられるケースが多々あるらしく・・・

「〇〇さんの娘さんトコの結納金は、もっと凄かったらしいよ・・・」
「ほやぁ、あそこんトコは『大家さん』トコに嫁に行ったでねぇ・・・」

なんて事が、平気で出るらしいんです。
だから都会の方が、結納金の金額が高騰するらしいのですが
その代わり「半返し」ってルールらしく
100万円 包んで持ってっても、50万円 帰って来る・・・
ってことが、大前提で結納金を上げているらしいです。
(ちなみに、ここら辺りは1割程度をお返しします)

そんな結納も、団塊の世代が『結納を仕切る』ようになった頃から
無くなってしまいました。
そんな大げさな儀式にお金をかけるより、実生活にかけた方が合理的
ですから、それも時代の流れと受け止めています。

では、また。(^0^)/~~ バイバイ





「新しいお友だちの皆さまへ・・・」

『宝石屋』のブログとは思えない、ふざけたブログにもかかわらず
 ご来店?いただきまして、ありがとうございます。m(_ _)m ペ コ リ
 素人のオヤジギャグ レベルとは言え、多少でも『面白さ』を求めたブログなのですが
 ネタは「いくらでもある」訳ありません。(;_;)ウルウル 
 面白い(と思える)ネタからご披露していきましたから
 昔UPしたネタの方が、笑えるかもしれないので
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P.S.  いや・・・笑える保証がある訳では、ありませんからね。(*^。^*) テヘペロッ 

では、また。(^0^)/~~ バイバイ
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