それぞれの思惑

私の親の世代には、

夫婦には「惚れた腫れた」なんて関係ない
結婚して日にちが経てば、愛着が出てくる
騙してでも結婚させちゃえば、コッチの物。

なんて事を、普通に思ってたみたいで
ほとんど『押し売り』の考え方と、一緒だった気がします。

ですから、１回目で断ろうとすると
「そんな・・・１回会っただけじゃ、良いところなんか分からんでしょう」
とか言って、断らせません。

で、２回目会ってから断ろうとすると
「何が気に入らんの？良い娘だよ。そんな事言わんでもう１回会ってみりん」
とか言って、断らせません。

３回目は〆切なので、さすがにキチンと断ろうとすると
「そんな・・・３回も会っといて、今さら何て言って断ればイイの・・・」
とか言って、断らせません。


そんな『大人どもの強い思惑』に対し、当人同士は深く考えていません。
流されてお見合いを重ねて行くと、結婚の基準がズレてゆきます。

負け惜しみではなく
カミさん以外の女性で「結婚したい」と思った女性はいませんでした。
ただ、好きでもないのに断るところが見つからない女性が１人だけいて
「お見合いって、こんな感じで 結婚が決まっていく モノかな？」
と、混乱の中で『背筋が凍った経験』もあります。

それでも、こちらが流れに身を任せていても、たいがい女性から断って
くれるので楽でしたが

とうとう、断られないまま「コッチから断ったらもったいない」
という理由で３回会ってしまい、親子大喧嘩の後
お見合い終結宣言　が飛び出してしまいました。

ウチのカミさんと出会う、半年くらい前の出来事です。

では、また。(^0^)/~~　バイバイ