続・ビンボ臭い宝石屋？

２日前ですが、ウチの業界のトップニュースが
東京・銀座“モーブッサン”の『ダイヤ配布騒動』です。

新聞によりますと　　「0.1ct（\5,000相当）を・・・」
と、ありますが・・・。実際￥５,０００のために仕事休んで並ぶかな？
しかも、大きく「５０００人に無料配布」とうたいながら、当日（1日月曜）は３００人くらいが限界で、残りは翌日以降の引換券で・・・という対処でしたが、日にちを“モーブッサン”が指定する傍若無人っぷりでした。
情報を隠して、オイシイところだけ頂こうとすると、この事態ににちゃいますが・・・。


そうじゃなくても、￥５,０００のダイヤ（裸石）を製品にするのに
￥５０,０００とか￥７０,０００かかりますが・・・。という提案をしていますが、それこそ
「餅より粉が高い」「絵画より額縁に価値がある」
といった状態の商売を、本筋でやっているという意味と

３～４０年前の日本では、真珠を無料配布して
「￥１０,０００でペンダントにしますよ」　
って商売が横行していましたから、戦略としても、古過ぎるのでは？

そんな中、前回のブログの続きですが、
やはり多くの方のご心配が「お金をかける価値がありますか？」って事です。

典型的なのがパールです。
パールは日本で採れる唯一の宝石（扱い）なのですが、残念な事に軟らかく弱いモノなので、数年経てば購入時より価値が下がってしまいます。

しかも製品になる時は、（人件費の安い）海外で大量に作られるので
正直、珠を外して新しい枠にリフォームすると
もっとキレイな真珠の新品の方が安く手に入ってしまう事が多々あります。

ずいぶん前に購入されたパールは
出番が限られていたせいか、比較的キレイな状態を保っていました。

ただ当時はK18の枠に留めてしまう事が多かったので、仏事には使いづらい。
年齢的な事を踏まえると、仏事以外のイベントが少なくなって・・・。
飾り気の無いシンプルなデザインは良いのですが、数少ない慶事には地味？

ここからパールを取り外して、国内のメーカーの既製品の枠に留め替えても￥５０,０００以上かかってしまいます。だったら新品を買った方が安い･･･。
そこで思いついちゃったのが・・・
メッキかけてＷＧ（ﾎﾜｲﾄｺﾞｰﾙﾄﾞ）にしちゃえば･･･。

普通のＷＧは混ぜ物で７割くらい銀色にしてから、最後の仕上げにロジウムメッキをかけるんですが、使ってるウチにメッキが剥げちゃって、少し黄色味が出ちゃいます。
それを、完全に金色の状態からメッキしても・・・・・・。と思いましたが
仏事専用なら、出番も多くないし乱暴に扱わないだろうし・・・。
きっと簡単には剥げない・・・。

って事でそのまま磨いてロジウムメッキをかけちゃいました。
総額￥４,０００の仕事です。

通常、５万～１０万円かかるリフォームを、現状の価値と使用のＴＰＯを照らし合わせて、良いご提案ができたと自負しています。


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(^人^) ｵﾅｼｬｽ。





では、また。(^0^)/~~　バイバイ