読書感想文。

読書感想文

「バカ息子より
　猫に会社を継がせたい
　と考えている経営者へ」 を読んで。

私が、この本を「この夏の一冊」に選んだのは理由があります。

ひとつ目は、この本の著者：“宮田 則夫”氏が
Boo-log仲間の『宮田電工(株)』の会長であることです。

“宮田”氏とは、Facebookの「友だち登録」で繋がっていますが
実質は、現･社長の“影浦 健一”氏と直接のつながりを元々持っています。

苗字が違う事で、お気づきでしょうが・・・
この２人、親子ではありません。でも赤の他人でもありません。

実は、この本が「そこら辺りの事」を書かれている・・・という事で
非常に強い興味を持ちました。


ふたつ目の理由は、表題が非常にキャッチ―である･･･というところです。

実はわたし自身、実父の創業した『宝石店』の２代目であり
父がこの本のタイトルと全く同じことを、私に対して思っていた事。
わたし自身「能力が無く、努力家でも無いのに『跡を継いで』しまった」
事に対して、後ろめたさを感じていました。


そして三つ目は、長男か次男に、『ジュエル足立』を継がせるのか？
という問題が、迫って来ている現状がある・・・という事です。


やはり一番「読んどいて良かった」と思ったのは
価値観のズレを正された　部分でしょう。

“足立”家は、３代以上に渡って『男の子』が産まれていますので
２代目の私、３代目の長男or次男が、『順に会社を継ぐ』のが当たり前に
思っていました。

一方『宮田電工』さんは、直系のご子息がいない状況で
親戚の“影浦”氏を社長として抜擢されていますが

状況の違いから結果が違うのではなく
『事業承継』と言うのは、どの状況でも、多種多様な選択肢がある
という事でした。

そしてもう一つ。
企業は、創業者個人の持ち物では無い ということと
現状で生き残っている企業は、社会に必要とされている

これらを『ジュエル足立』に当てはめてみると
私のような「能力が無い」人間でも、跡を継いだことで
お店が、まだ生き残ってるのは、それなりに「良かった」と言うこと。

私が継いだことが「ベストの選択」では無かったかもしれないが
これから、長男・次男が“承継の候補者”である事は間違いありませんが
彼らには、『他の生きる道』を選ぶ人生があり
『ジュエル足立』にも、息子や親戚以外が、「跡を継ぐ」選択肢もある・・・
という事に気付くことが出来ました。


そして、この本の【核】になるのは
「承継は『今』じゃないけど
　いずれ、来ることが分かっている事なので
　出来得る準備を『今』からしましょう」

という事でした。
５６歳の私の「消費期限」は、せいぜい１０年です。
大学３年生の長男は、就職活動の入り口でもがいています。
「承継の有無」は別として、一旦は社会に出て人間を磨いて欲しいです。

次男に至っては、まだ中学２年生なので、彼が「継ぐ」事になったら
１０年後が、本当のスタートになりそうです。

それまで、細く長く、カミさんにガンバってもら・・・　
ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ(>_< )( >_<)ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
いや・・・一緒にガンバらないと、イケナイと心に強く思いました。









そんな感想文は、最近はやりの
『読書感想文の書き方』を見て書きました。



書き方が分かると、何とか形にはなるもんです。(ゝω・) ﾃﾍﾍﾟﾛ

では、また。(^０^)/~~ バイバイ