野心を持つ･･･ということ。

－野心－
１ ひそかに抱く、大きな望み。また、身分不相応のよくない望み。野望。
２ 新しいことに取り組もうとする気持ち。
３ 野生の動物が人に馴れずに歯向かうように、人に馴れ服さず害を及ぼそうとする心。

中日ドラゴンズの”落合”ＧＭがかつての著書で
「今の子は、野心を持たない子が多い。
　それが『良い悪い』ということでは無く
　そのような若い人に、指導者がどう対応するかが肝心」
というような事を書いています。

確かに、私の少ない情報でも、近い感じの男の子は多く
「ホームラン打者よりもアベレージヒッター」
「ファインプレーじゃなく堅実な守備」
「アウトにならない走塁」
っていうプレイヤーを目指いしていると、ほとんどの子が言います。


日本人は、勤勉な民族であり「失敗」を嫌います。
我々「商売人」も、失敗しないことは、非常に重要なことですし
ネット社会でも、失敗には非常に厳しい･･･ことはご存知の通りです。

「平成生まれの昭和男児」と言われるウチの長男ですら
「叱られる事を恐れ、大胆なプレーはしなくなった･･･」
と言ってたこともありました。

モチロンこれは『良い悪い』の問題ではなく、現実なのですが
目指いしている場所が【頂点】ではなく【平均点】なので
突出したヒーロー･･･というか『成功者』が出にくい時代なのかもしれません。

かくいう私も、そんな『その他大勢』の中の１人ですから・・・。

そんな時、『ＡＫＢ総選挙』のＴＶ番組を見ました。



ＣＤや本のように、【形のあるモノで配布】してきた業界が
ネット環境の発達で、【データだけでやり取り】出来るようになり
商売として成立しにくい環境の下で
『ＡＫＢ』と『エグザイル』は、間違いなく「勝ち組」なのです。

方法論に賛否があるのは分かっていますが
経済を動かし、人（ファンだけではなく・・・）を動かしている事実は
方法論だけでは無い「何か」があると思っています。

モチロン、ＴＶをチラッと見ただけで理解できる訳がありませんが
彼女たちの多くが、【野心】を持って戦っている事だけは理解でしました。


ちなみに私の『推しメン』である“高橋 みなみ”嬢


ＡＫＢ卒業を発表し臨んだ総選挙で、４位でした。
その４位のスピーチで

「どうすれば人気が出るのか、とかも分からなくて･･･」
「すごく頑張りたいなって思って。気付いたら総監督になっていました」
と語っています。（少し略しました）

そして１位になったのは、ヘタレキャラの“指原 莉乃”嬢


彼女もまたスピーチで
「１位じゃなかった時、ワイドショーにどうやって取り上げてもらおう」
「どうやったらセンターになれるんだろうと、ずっと考えていました」

これこそが【野心】であり【成功者の根っ子の部分】ではないのでしょうか？

"落合"ＧＭもプロに入ったばかりの頃
「セカンドのポジションが空いたので、セカンドの練習をした」
「結果が出なければ、３年目にはスイッチヒッターに挑戦するつもりだった」

数年後に３冠王になる大打者ですら、そう考えていたそうです。
これこそが【野心】であり【成功者の根っ子の部分】ではないのでしょうか？

「言われた宿題を真面目にこなす」ことは
非常に大切な事で、未来への第１歩なのでｌすが
【成功者】になる為には、それ以上の【野心】が必要なようです。

現代では、その【野心】を持つ続けることが、大変なのです
私の『推しメン』である“たかみな”嬢はスピーチで、こう言っています

「そのね頑張りがいつ報われるかとか、
　いつ評価されるとか分からないんだよ。
　分からない道を歩き続けなきゃいけないの。
　キツいけどさぁ。」

言葉にする娘、しない娘、イロイロですが
ＡＫＢグループの多くのメンバーは、そんな気持ちで
希望が見えない真っ暗な道を、戦いながら歩いているようです。

やっぱ、強い訳です。

では、また。(^０^)／~~ バイバイ