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2013年09月05日

高校野球・・・は、やっぱ部活なんだ。Ⅱ(前編)

夏の風物詩【甲子園大会】が終わり、半月も経っていますが・・・
この夏の甲子園の中でも『大きな話題』になった問題の
わたし個人の知識に新たな情報が加わり、気持ちが大きく変わったので
じゃあ、1度書いておこう・・・と思い、記事にさせて頂きました。


今年の夏の甲子園(第95回全国高校野球選手権大会)
群馬県代表:前橋育英高校の『初出場・初優勝』で幕を閉じました。
この時、決勝戦で敗れた、宮崎県代表:延岡学園高校に
準決勝戦で敗れた、岩手県代表:花巻東高校の
2番センターの“千葉”くんという少年が、今日の記事の主役です。

西武ライオンズ:“菊池 雄星”投手や日本ハムファイターズ:“大谷 翔平”選手
を輩出した名門校でレギュラーを張るには、身長:156cm・体重:56kgという
体格は、あまりにも小さいです。逆に、それでもレギュラーを獲ったのは
創意・工夫と並大抵ではない努力があった事は、想像に難くありません。

その彼が、3年間の努力で身に着けた武器が・・・『カット打法』です。




野球をご存じでない方に、一応説明すると
バッターは、ピッチャーに「ストライク」を3つ取られるとアウトです。
色んな「ストライク」の内、ファールという状態は、「ストライク」ですが
3つ目の「ファールによるストライク」は、カウントされず
3ストライクにならないので、「打ち直し」というルールになっています。

つまり映像である通り、ピッチャーはバッターにこれをやられると
永遠に投げ続けるか、ヒットを打たれるか、フォアボールで歩かせるか?
ほぼ、勝ち目の無い戦い・・・になってしまいます。

他方、『バント』というバッティング方法があります。
これは、『バットをスウィングして、力のある打球を飛ばす』という
一般的な打ち方と、根本的に違って
『バットをストライクゾーンで、止めて待ってて、ボールを転がす』という
打法なのですが、これでファールを打ち続けると、本当に終わらなく
なっちゃうので、3つ目の「ファールによるストライク」がバントの場合は
3ストライクで、バッターアウトになります。

映像で見て頂ければ分かる通り、明らかにバントではありません。
中日ドラゴンズの“井端”選手をはじめ
「それも大きな武器」である選手は、何人もいますし
野球という競技の中では、当然とも言えます。


ところが、この夏の甲子園大会で、花巻東高校は準決勝戦直前に
この【カット打法】を事実上、禁止されてしまいました。
“千葉”選手はノーヒットに終わり、チームも敗れました。

各方面から、「“千葉”くん可哀想」という声が上がりました。
私もそう思いましたが、多くのご意見が
「あれのどこがバントなんだ!」って声でしたが
引っかかりそう(違反)な行為であることは、私は知っていました。
私が知ってる・・・って事は、私のようなオールドファンは勿論
『花巻東高校』の監督さんは、当然ご存じだったと思われます。




高校野球には、野球規則とは別の、高校野球ならではのルールがあります。

今年の4月、このブログで、春の甲子園で起こった
【殺人スライディング】の一件を記事にしました。
プロ野球では当たり前のプレーでも、高校野球では禁止・・・という話です。

この【カット打法】も、今年の“千葉”選手が初めてではなく
10年以上前(もっと大昔だったかも?)に、似たような事で問題になり
「高校野球では、この打法は、
 
不誠実 とみなし、禁止とする」


・・・なような感じで禁止になったと記憶していました。
ですから、今年の大会で“千葉”選手のカット打法を見た時に
「あぁ・・・、この打ち方はセーフなんだ・・・。」って思ってましたし
それを、大会の佳境になって、急に「ダメっ!」って言うのは、酷い。
と思いました。

ところが2週間ほど前のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』という番組
高校野球・・・は、やっぱ部活なんだ。Ⅱ(前編)
で、もう少し詳しく解説をしてくれてました。


高校野球連盟のHPに、イロイロ載ってまして、そこの『特別規則』に

17.バントの定義  という項目があり、以下のように明記されています。

バントとは、バットをスイングしないで、内野をゆるく転がるように意識的にミートした打球である。
自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルにするような、いわゆる“カット打法”は
そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある。


考えてみたら、セイフティバントなんかは、明らかにバントなんだけど
ストライクゾーンで待ってる訳ではなく、スイングしてる訳でもありません。
ここら辺りが、カット打法との線引きが、難しいので
「審判の判断に任せる」って、初めから書いてあります。

皆さん、ご存知の通り、野球というスポーツは、本当はセーフであっても
審判が『アウトに見えたらアウトという特性を持っています。

大会審判は、“千葉”選手のカット打法が、微妙な時もあるので
イキナリ「3バント・アウト」を宣告せず、前もって花巻東の監督に
「アウトを取る事があります。その場合はご理解ください」
前もって、警告をした・・・という事だと思えて来ました。

つまり、「明日から、バントとしますから、止めて下さい」ではなく
「突然『今のはダメ』ってジャッジを下すことがありますからね」
って予告だったように思えました。

ですから、この“千葉”選手も、自信満々に【カット打法】を貫いて
審判に「アウト」と宣言されたら、潔くベンチに帰る・・・
でも次の打席もやるけどね・・・。 ってスタンスで良かったのでは?

と、思いました。
誰が悪い・・・とかではない・・・。
ただのルール適用の確認だったと、思えるようになりました。


ただし、“若狭”アナウンサーは、このコーナーを
「このルール自体、無くてもイイんじゃね?」
という内容で〆ました。

私は、反対意見なので、その話は明後日(7日・土曜日)にでも・・・


では、また。(^0^)/~~ バイバイ










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では、また。(^0^)/~~ バイバイ
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