2018年02月18日

『八丁味噌』って、誰のモノなんだろう? [その②]

 -はじめのお断り-
私は岡崎市民であり『八丁味噌蔵』と同じ学区で生まれ育っていますので
公平な立場ではない【勝手な持論】を元に、このブログ記事を書いています。




我が家から「西へ九町(丁)」離れた所に、2軒の『八丁味噌蔵』があります。
ってか、正規の『八丁味噌蔵』は世界中で、この2軒しかありません。

実は、この『八丁味噌』は、世界に通ずる【ブランド】でありますから
個人的には、岡崎市民の誇り・・・だと思っています。

その「誇り」が奪われようとしています。
大義名分となっているのは『地理的表示(GI)保護制度』
日本国・農林水産省の推し進める企画です。


昨日のブログ記事
「国の内外で、自社のオリジナル商品を
見た目などのコピー』や『名称の乗っ取り
 をさせない為、国が規制をかけて戦っている」

ことを書きました。

その最も有効な手段は、【ブランド登録】と言われています。

そのブランドの個性を「定義付け」し
その定義にそぐわないモノには、そのブランドと認めない。
ただ単に「認めない」では効力が無いので
『ブランドマーク』を登録したり、『団体』を作り類似品を排除する。

モチロン、ブランドの利益を守ることが目的ですから
その個性を「定義付け」の中には、色々なハードルがあり
その中のひとつが、『地理的表示(GI)保護制度』です。

例えば、『シャンパン』という名称は本来
「フランスのシャンパーニュ地方特産のスパークリングワイン」
という内容を「定義に盛り込む」ことで
他の国で、勝手に類似品を作らせない・・・

これを、国が主導でやっていくことで、大きな効果をもたらす。


これが、『日本国・農林水産省』のスタンスであり
非常に素晴らしい戦略だと思っています。

特に『八丁味噌』は
「岡崎城から西へ八町(丁)離れた場所で作られた・・・」
という、明確な地理的条件が、昔からありますから
非常に「定義」でくくりやすい・・・モノでした。


ところが、そこの定義が、曲解されたのをきっかけに
今回の問題が起こってしまいました・・・。




  -つづく -

2月19日(月曜)加筆。
イッキに書いてしまおうと思いましたが、長くなって
『火曜日連載記事』とぶつかっちゃいますから
『土日連載』としようか? と思っています。

申し訳ありません。m(_ _)m ヒラニーヒラニー



  


Posted by ジュエル at 09:30 │時事ネタ?

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