2018年02月06日

悪魔のように細心に、天使のように大胆に。その4

『中日ドラゴンズ』は、田舎のチームです。

ドラゴンズファンには当たり前のことでも、他チームのファンには
そうでも無くて、主力選手の名前すらも覚えてもらえません。

何年も続けてタイトルを取るか、それに準ずる成績を収めないと
その認知度は、東海地区だけの評価になってしまっていました。


“星野 仙一”投手が入団してから、2度のリーグ優勝がありましたが
日本シリーズでは、成す術もなく大敗しています。


“星野”氏は、引退後すぐに
【監督として強いチームを作る準備】に取り掛かります

その最たるモノが「NHK入り」でしょう。





一般的に、ドラゴンズのスター選手が引退したら
地元の放送局が「争奪戦」を繰り広げ、そのまま就職?します。
そして数年後、コーチや監督として、ドラゴンズに復帰します。

それで充分と言えば充分なのですが・・・
“星野”氏は違いました。

「本当に強いチームを作るには、リーダーが
【井の中の蛙】ではアカンのや!」


モチロン、現役時代に作った【人脈】があってこそでしょうが
全国ネットのNHKと契約をし、東京で勉強し、人脈を広げました。
(キャスターになったのは【運】ですが、それも実力の内でしょう)


そこで、ジャイアンツV9時代の名監督“川上 哲治”氏(NHK開設者)に付いて
監督の勉強をします。
と同時に、他の11球団とも個人的なつながりを作っています。


そしてそれを4年間で吸収しまとめ上げて
ドラゴンズの監督として、ユニフォームに袖を通しました。

若干39歳の青年監督が、会見の席で選手に向けたメッセージが

「覚悟しとけ!」
 でした。



  


Posted by ジュエル at 09:30 │野球ネタ

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